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発泡樹脂・加工
Foamed resins and Machining
使われる樹脂の種類、密度、気泡の大きさ、発泡剤の種類、加工法よってさまざまな種類があります。軽量で断熱性、弾力性、衝撃吸収性に優れ内部結露が起きにくい性質から、冷蔵庫やエアコンなどの家電製品や、自動車、医療機器、産業機器、建物などの幅広い分野で多く用いられています。
発泡ポリウレタンフォーム
軽量で、弾力性と耐久性、耐油性、耐摩耗性に富んだ軟質フォームと、断熱性に優れた硬質フォームがあります。軟質フォームは、マットレス・椅子のクッション材、業務用エアコン・吸音材などに用いられ、硬質フォームは椅子の芯材として用いられる他、住宅や、冷凍倉庫、設備機器などの断熱、気密化のために使われています。
発泡ポリエチレンフォーム
ポリエチレンを主原料とする発泡倍率が5倍から40倍程度の発泡体です。低い熱伝導率と透湿性のため保温・保冷材に適しています。また吸水性、吸湿性が少ないので断熱性、浮揚力が落ちません。業務用エアコン断熱配管、水道管パイプカバー、屋根用断熱、断熱被覆銅管などに用いられます。
パイプカバー
ポリエチレン発泡体を保護テープで被覆したもので、外装は取り付けが容易な背割りになっています。はみだし耳部の離型テープを剥がして簡単に装着できます。給水管や配管の凍結防止や保温、保冷に用いられ、一般水道用給・配管用と、難燃用、断熱用があります。
グラスウール
溶解したガラスを火炎法・遠心法などで綿状にしたものに接着剤としてフェノール樹脂を添加し板状・ロール状にしたもので、断熱性が高いのが特徴です。また自由に加工できるため厚さ・サイズ・密度が豊富です。用途としては建築物の断熱材として又、スピーカーや防音室の吸音材として広く用いられます。
フェルト
繊維を熱や機械的、化学的な作用によって絡み合わせる事で布にしたもので、強度や伸びなどに方向性を持たず、目的や用途に応じて原料を組み合わせたり、形状を調整できるのが特徴です。熱可塑性樹脂を不織布状に形成したものは、通気性を維持したまま布を接着するホットメルト接着剤として利用されています。